
開催報告
2026年7月7日(火)から9日(木)の3日間、「AX:競争優位を再定義する“AIネイティブ戦略”」をテーマに「KIZACIOソリューションフェア2026」を、2年連続で自治日報社の「自治体DX推進セミナー」を共催して開催いたしました。本フェアは、オンライン特設サイト(3日間)と朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター(最終日のみ)のハイブリッド形式で実施し、過去最大となる77社、207の製品・ソリューションを展示しました。参加人数もオンライン・リアルとも過去最多を更新し、オンラインフェア形態を開始した2021年以降、5年連続の記録更新となりました。おかげさまで盛況のうちに無事閉会できましたことを、ご来場、ご協力いただきました皆様に心より御礼申し上げます。


テーマは「AX」。すべてが過去最大規模の開催
本年のテーマ「AX」とは、AIを前提に仕事や事業そのものを変えていく「AIトランスフォーメーション」のことです。DXがデジタルによる変革であったなら、AXはAIを中核に据えて企業の競争力そのものを再定義する新たな変革です。3年連続で生成AIをテーマに掲げ、その進化の最前線をお届けしました。
開催形態は昨年と同様の3日間ですが、内容はさらに充実しました。
- 講演数の増加:昨年の7題から9題に増加(特別講演、基調講演、最新ICT講演6題、自治体セミナー)
- 出展規模の拡大:出展77社、207製品・ソリューションと、いずれも過去最大
- 「聴く・見る」から「触って体感」へ:AIエージェント体験や生成AIいろいろ体験コーナーなど、AXを体感いただく企画を多数実施
- 7年ぶりの復活:リアル会場での豪華リアル抽選会


各種講演のご報告
今回は、特別講演、基調講演、6題の最新ICT講演、および共催セミナーである自治体セミナーの合計9題を実施いたしました。Day3の講演5題は、リアル会場で実施し、オンラインでの同時配信を行いました。
特別講演
特別講演では、アテネ・北京オリンピックを連覇した女子柔道金メダリストの谷本歩実氏をお迎えし、「金メダリストの思考力 ~柔道から得た人材育成のコツ~」と題してご講演いただきました。日々限界に挑戦するアスリートが、自らの潜在能力をいかに引き出しているのか。考え方ひとつでパフォーマンスの発揮が大きく変わることを、ご自身の競技人生を交えて熱く語っていただき、会場は大きな感動に包まれました。


基調講演
基調講演では、生成AI導入支援の第一人者である株式会社スニフアウト 代表取締役CEOの津本海氏より、「AIネイティブ戦略が拓く競争優位の新地平」と題してご講演いただきました。Claude CodeやDifyといった最新のAIエージェント技術のデモを交えながら、なぜ今「AIを前提とした組織・事業づくり」が不可欠なのかを解説いただき、AX=AIトランスフォーメーションの実践的な道筋をお示しいただきました。


最新ICT講演
講演D1a
Day1には、レノボ・ジャパン合同会社の元嶋亮太氏より「AIをPC上でも活用する!『パーソナルAI』時代に最適なデバイスとは」と題し、AIがPCの役割や使われ方を大きく変える中での最適なデバイス選びについてご講演いただきました。

講演D1b
同じくDay1には、ソフォス株式会社の田中裕一氏より「今知っておくべきSCS評価制度の内容と、攻撃防御の為の傾向と対策」と題し、2026年度末に運用開始となるSCS評価制度と、侵入を前提としたセキュリティ対策について解説いただきました。

講演D2a
Day2には、株式会社HRBrainの木下実宥氏より「AIで繋ぐ採用から定着 組織成長を加速させる最新の戦略人事とは」と題し、AI×データで実現する「個」の最大化と、定着率を高める組織戦略についてご講演いただきました。

講演D2b
同じくDay2には、株式会社インプリムの山下海渡氏より「AIが集めて、Pleasanterが魅せる情報自動化の世界 ~Claude × MCPで動かすトレンド情報の収集・登録・可視化~」と題し、ライブデモを交えて情報自動化の仕組みをご紹介いただきました。

講演D3a
Day3には、グーグル合同会社の西山隆康氏より「Chrome Enterpriseで実現するセキュアなAI対策」と題し、生成AI時代の「ブラウザ」を起点とした実戦的なセキュリティの最適解をお届けいただきました。

講演D3b
同じくDay3には、日本電気株式会社の石川和也氏より「生成AIは企業変革の切り札か?NECが示す未来と実践ロードマップ」と題し、最新のAI動向からビジネス活用のポイント、今後の方向性まで、事例を交えて深く掘り下げていただきました。

共催:自治日報 自治体DX推進セミナー
自治体セミナー
2年連続の共催となる「自治日報 自治体DX推進セミナー」では、総務省 自治行政局住民制度課サイバーセキュリティ対策室の小田信治氏より「総務省セキュリティポリシーガイドラインの改定ポイントと今求められるセキュリティ対策について」と題し、令和8年3月に改定されたガイドラインの主な改定内容と、地方公共団体に求められる対応について解説いただきました。

オンライン会場
オンライン特設サイトでは、生成AIを活用したAI社員「谷橋紗楽」チャットボットが今年も稼働し、フェア案内から製品のおすすめまで、来場者一人ひとりに合わせたパーソナライズされた展示会体験を提供いたしました。


さらに今年の「AIエージェント体験」は大きく進化しました。「閲覧者の動きに合わせてパーソナライズされるランディングページ」や「入力したお題を調査して綺麗に資料化するAIエージェント」を体験いただきましたが、実はこれらのシステムは、プログラムを1行も書かない非エンジニアの社員が、Claude Codeに日本語で指示するだけで開発したものです。「こんな高度なシステムが誰でも作れるんだ!」という驚きの声を多数いただきました。

リアル会場
今年のリアル会場では、受付を改善しました。お申込みいただいた方に入場用名札をあらかじめカラー印刷いただき、会場で名札ホルダーに折って入れ、QRコードをスキャンするだけでスムーズにご入場いただけるようにしました。カラー印刷ができない方も、QRコードをスマートフォンに入れて、または印刷してお持ちいただければ、受付で名札をカラー印刷してお渡しし、同じスタイルでご入場いただきました。


朱鷺メッセのメインホールに92ブースを配置し、180以上の製品・ソリューションを展示しました。ホール中央のLT発表会場では、Day3に54製品のLT(Lightning Talks)発表が行われ、出展製品の魅力を力強くアピールしていただきました(Day1・Day2はオンラインでLT発表動画を配信)。


また、「生成AIいろいろ体験コーナー」では、提案書や画像・動画、業務アプリなどをその場で簡単に作成できる体験を提供し、「これ、私でもできるんだ!」という驚きの声をいただきました。恒例の「ポイントラリー」に加え、7年ぶりに復活した総額50万円相当の豪華リアル抽選会も大いに盛り上がり、リアル会場は終日熱気に包まれました。


フェアの裏方も生成AIが支えていました ~AIネイティブ戦略の実践~
実は今回のフェア準備でも、生成AIを数え切れないほど活用しています。LT発表用の製品紹介動画144本の自動作成、リアル抽選会の抽選アプリの開発、AIチャットボット用データの変換など、Claude Codeをはじめとする生成AIがなければ、とても期日には間に合わないほどでした。
生成AI業界は、この半年ともいえる短期間に、とんでもない進化を遂げています。AIが自らプログラムを作るAIコーディングエージェントの登場により、AIが働く前提で仕事の段取りを組み立てることで、限られた人数でも過去最大規模のフェアを実現できました。これはまさに、テーマに掲げた「AIネイティブ戦略」の当社自身による実践です。
事後公開
7月10日(金)から17日(金)まで、オンライン会場を継続公開し、講演のアーカイブ視聴や製品ページの再確認にご利用いただきました。事後公開期間中も多くの皆さまにご覧いただき、ありがとうございました。
終わりに
改めまして、KIZACIOソリューションフェア2026に、多数のご来場を賜り、誠にありがとうございました。
生成AIは、もはやIT企業だけの特別な技術ではありません。日報や文書の作成、資料の要約、Excelでの作業など、さまざまな現場に活用の場面が豊富にあります。DXからAXへ――当社は、生成AIを活用した業務変革を、新潟のマーケットに見合ったリーズナブルなコストで実現することを目指し、皆様にとって頼れるパートナーとなれるよう、今後も邁進してまいります。
引き続き、ご高配を賜りますようお願い申し上げます。
